研修参加学生の声

科学英語夏期海外研修 参加学生の声

研修先:オーストラリア・マッコーリー大学

私が一番伝えたいのは、海外に少しでも興味のある方は積極的に参加すべきだということです。私は昔から海外に興味があり、高校の時から海外での科学系研修に何度か参加してきました。しかし、どれも一週間ほどの短いものであったので物足りなさを感じており、今回の一か月の研修に参加しました。一か月という期間では、日常英会話や授業での科学英語の使用はもちろん、異国の文化や雰囲気を感じることができ、オーストラリアに溶け込むことができたと思います。また、理学部独自の研修なので、理系に特化した内容であり、どれも興味深かったです。さらに、普段関わることのない他学科や他学年の参加者と交流することで、理学やその他の分野において様々な意見交換や議論をしたのがとても刺激的でした。振り返ってみると、一か月は長いようで短かったです。今まで以上に海外に対する思いが強まり、この研修はとても良い経験となりました。参加して後悔は絶対にしないと思うので、海外研修への参加をお勧めします!!(生物科学科1年)

旅行でも海外に出たことがなかったため、日本語の通じない相手との会話経験と、今後の交換留学の指針とするためこの研修に参加しました。団体での研修なので日本語で話す時間も多くはありましたが、大学側が日本に興味のあるオーストラリアの学生を紹介してくれ、いろいろな話ができました。研修期間中の土日は旅行に来たつもりで研修の知り合いや現地で知り合った人と観光に行くこともできましたし、ホームステイ先の家でのんびり過ごすこともできました。理学部内外の1~3回生が参加し、阪大内ではありますが学科を越えて交流する良い機会でもありました。私は2回生での参加でしたが、どの学年でも得られるものがありますし、何より1か月間海外で自由な時間を過ごせるというのは有意義な夏期休暇の過ごし方の一つではないかと思います。単身での海外渡航に抵抗はあるが、英語力向上や国際交流に興味があるという方にはお勧めです。(物理学科2年)

 私がこの研修に参加した目的は、将来の留学に備えた下積み経験としてです。私はもともと海外に興味があり、いつか留学したいと考えていました。そこでこの1か月間のプログラムを通して、少しでも将来に向けた準備ができればと思い、参加を決意しました。全体のプログラムを通して、参加前の準備が一番大変だったように思います。提出書類が多く、期日までにすべて提出しなければならないのが、実家が関東にある私にとって一番苦労しました。私は中学の時に一度オーストラリアを訪れたことがあり、当時は2週間のホームステイをしました。修学旅行のようなものだったので友達と二人で1家庭に振り分けられました。しかし今回の研修ではひとり1家庭ずつの配属だったので、以前とは違い、家にいるときは常に英語を喋らなくてはなりませんでした。英語が思うように出てこず、もどかしい思いもたくさんしましたが、大学に行けば日本人の友達と喋れるということもあり、安心感がありました。一ヶ月は本当にあっという間でしたが、毎日が充実した貴重な経験になりました。(物理学科2年)

 今回の海外研修は普通の留学とは少し違った方法で楽しめました。私の経験の中で最も特徴的な点は、平日のランチボックスです。学校が始まって1週間ほどは学食の興味があるものを色々試しました。でも、オーストラリアは日本に比べて物価が高いので、普通にしっかり食べようと思うとランチ代は$10(だいたい¥1000)くらいかかってしまうのです。これを1ヶ月続けると考えるとかなり大きな出費だと思いました。そこで思い付いたのがランチボックス作戦です。スーパーで材料を買って自分でサンドウィッチを作れば、1日、だいたい$1~$2に食費が抑えられたのです。ランチ代を抑えることで他のお土産や現地の人との交流のために使えるお金が増えて、たくさん楽しめました。また、スーパーでお土産でない普通の食材を買うなど、現地でのよりリアルな生活が体験できてよかったです。(化学科1年)

この研修は、参加するために必要な条件が少なく、参加者の英語レベルや熱意もそれなりでした。加えて研修先で日本人だけで授業を受けることを考えるとかなり積極的に英語を学んでいく姿勢がないと英語力を上げるのは難しいと感じました。しかし参加への敷居が低いことは必ずしも悪いことではなく、例えば私のように交換留学に行けるほどの英語力と覚悟はないが留学に興味を持っている人がお試しで短期留学をするには最適でした。実際海外で生活して初めて感じた文化の違いや、外国人と英語を使って会話をすることはとても刺激的で良い経験になりました。私と同じような境遇の人は参加してみる価値は十分にあると思います。(化学科2年)

2017年10月掲載