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生物科学科

興味深い生命現象を発掘し、深層にある根本原理を探求

生物科学科では、設立から60年余の歴史を通じて、既存の権威や概念に捕らわれない気風を大切にしてきました。
自然に対する好奇心や探求心を尊重することを科学の原点と考え、原子レベルから分子・細胞・個体までさまざまな階層における興味深い生命現象を発掘し、それらの深層にある根本原理を探求する教育研究を行っています。

さらに2008年からは数学・物理学・化学の理学を重視する「生命理学コース」を設立し、従来からの「生物科学コース」と共に、多様な学生を育てるカリキュラムを充実させました。
学部生は基本的な知識を学び、論理的に考える能力を高めるためのカリキュラムとして、教員と学生の対話を重視する授業と演習、最新の実験機器を使っての多様な実習を通じて、多様な生命現象のしくみと意義に触れる機会を得ます。

さらに卒業研究では、世界最先端の研究に従事して自立的な研究者へのスタートラインに立ちます。
各研究室での卒業研究では、タンパク質の構造と機能、遺伝情報を維持するしくみ、遺伝子発現、染色体機能、植物の発生と光合成、動物の発生・分化のしくみ、理論生物学、記憶のしくみ、進化、神経応答、記憶のしくみなどの魅力的な研究に参加します。

また、典型的な大学の講義にとどまらず、学生の主体的な姿勢を重視する取り組みとして、1年生から研究室を体験するオープンラボ、低学年から研究室で自主研究を行う「オナープログラム」や、少人数での演習を実施しています。

生物科学科のイメージモデル動物ショウジョウバエの胚発生で発現するタンパク質を可視化

左図:生物科学科のイメージ

右図:モデル動物ショウジョウバエの胚発生で発現するタンパク質を可視化