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宇宙地球科学専攻

宇宙・惑星・地球・生命-多様な自然現象を物理学をベースに解き明かす

近年めざましく発展しつつある宇宙地球科学に対して1995年に大学院修士課程宇宙地球科学専攻が理学研究科に設立されました。
(1)宇宙惑星進化学講座、(2)極限物質学講座、(3)自然物質学講座の三つの大講座からなっています。
それらには基礎宇宙物理学、X線天文学、赤外線天文学、惑星科学、地球物理化学、固体地球科学、極限生物学などが含まれています。1996年には大学院重点化により入学定員も28名に増員されました。博士課程は1997年から発足しました。

本専攻の教育と研究は基礎物理を重視しており、宇宙地球科学の実験的及び理論的研究は物理学専攻と緊密な関連をもって行われています。しかしながら、物理学科出身者に限ることなく、天文学、地球物理学、地質学、岩石鉱物学、生物学、工学など、多様なバックグラウンドを持った人材を広く求めています。

本専攻の目的は宇宙や惑星、地球内部また色々な極限状態等で、幅広い時間と空間座標で起こる自然現象を、新しく開発した手法を用いて解明することにあります。そして、伝統的な天文学や地球物理学とは異なった視点から、現代物理学の成果を基礎にして宇宙と地球の相互関連を明らかにします。

これらの科学から得られた知識は21世紀の地球環境問題、生命起源や将来の人類の生活などの研究にも関連しています。

クリーンルームでの科学衛星搭載装置の最終調整風景強い磁場を持つ原始星への降着流シミュレーション

左図:クリーンルームでの科学衛星搭載装置の最終調整風景

右図:強い磁場を持つ原始星への降着流シミュレーション