2023年度の情報

2023年8月21日(月)~9月21日(木)の約1か月間、29名の学生がオーストラリア・マッコーリー大学にて海外研修に参加しました。

理学研究科・理学部では、国際志向の強い学生を海外に短期間派遣し、英語力の向上と異文化の体験を目的として、2008年度から毎年、海外での語学研修を実施しています。2017年度からはオーストラリア・マッコーリー大学を研修先として、研究者の育成により一層の重点をおいた理工系プログラムを展開しています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で4年ぶりの開催となった2023年度は、応募者も多く、これまでで最も多い29名が参加しました。参加学生は、事前研修を経て約1か月間、オーストラリア・マッコーリー大学に滞在し、英語レッスン並びにサイエンスに特化した各種アクティビティに取り組みました。以下に詳細を記載します。

8月19日(土)オーストラリアに向けて出発!
学生たちは関西国際空港を出発してシンガポールを経由し20日(日)の早朝にオーストラリアのシドニー国際空港に到着しました。

8月20日(日)ホストファミリーとご対面
空港からバスでマッコーリー大学に移動し、ホストファミリーとご対面。それぞれのホームステイ先に到着し、長い1日を終えました。

8月21日(月)いよいよ研修がスタート!
まずは、午前に現地スタッフによるオリエンテーションを受けて、研修の心得を胸に刻みました。その後、2つのグループに分かれて英語の語学レッスンを受講しました。午後のキャンパスツアーでは、全員でマッコーリー大学の構内を散策しました。オーストラリア特有の樹木や特徴的な鳥について実物を見たり触ったりしながら説明を受け、大阪大学との違いを肌で感じることができました。

8月22日(火)本格的に研修が始まりました!
研修内容は主に、午前(語学レッスン)と午後(各種アクティビティ)に分かれています。詳しくは、以下<研修内容について>をご覧ください。
学生たちは、大阪大学では経験できない様々なアクティビティに積極的に取り組みました。個々の英語力を最大限伸ばすだけでなく、学科や学年の垣根を超えたグループワークを何度も行うことで切磋琢磨しあえる仲間と交流を深めることができました。

9月20(水)・21日(木)いよいよ研修成果の発表!
いよいよ研修の成果を発表するプログラム終盤!これまでグループワークで取り組んできた自主研究ついて、全員の前で英語によるプレゼンテーションを行いました。プログラム最終日には、フェアウェルパーティーが開かれ、お互いの労をねぎらい1か月の研修を振り返りました。また、お世話になった英語講師や研究発表の指導を担当した教員、プログラムコーディネーターに感謝の気持ちを伝えるとともに、彼らとの交流を深めて楽しみました。

9月22日(金)オーストラリアを出発
名残惜しい気持ちを抑えながらホストファミリーに別れを告げ、マッコーリー大学から送迎バスでシドニー国際空港に向かいました。翌日23日(土)に、無事全員が関西国際空港に到着、帰国しました。

9月29日(金)帰国後プレゼンテーション
理学研究科の教員の前で、この研修での成果発表を行いました。グループワークで取り組んだ自主研究に関して、参加学生全員が豊かな英語表現とレベルの高い専門用語を使いながら自信を持って口頭発表を行いました。科学的理論に基づいた質の高いプレゼンテーションを披露し、教員からの質問には悩みながらも的確に英語で答えるなど、研修前後で飛躍的に英語でのプレゼンテーション力を向上させることができました。

最後に・・・
本研修を通して、参加学生は英語でのコミュニケーション力やディスカッション力を向上させるだけでなく、科学に関連する内容についても英語で理解、議論する力を鍛えることができました。様々な科学系のアクティビティに取り組むことで、理工学分野に特化した知識を深め、プレゼンテーションスキルを修得し、プログラム終盤にはグループで英語での研究発表を行い、活発な議論を繰り広げました。また、マッコーリー大学の理工学系講義の聴講や研究施設への訪問を通して、日本の大学との違いを肌で感じることもできました。科学系のアクティビティだけでなく、マッコーリー大学の学生とも交流を深めることで、英語でのリアルなコミュニケーション力も身につけました。また、全員が、ホームステイを通して海外での生活にとけこみ、異文化を日常的に体感する良い機会になったと考えられます。

本研修に参加した学生が、今後、長期間の研究留学や国際共同研究に積極的に取り組み、将来的には国際的に活躍できる研究者として世界に羽ばたくことを大いに期待します。

<研修内容について>
英語の語学レッスン(合計92時間程度):
1グループ15名程度の学生につき、1名のネイティヴの英語講師の指導のもと、毎朝4時間の語学レッスンを受講します。学生は、オーストラリアの文化から科学英語まで様々な分野の英語を学ぶとともに、英語でのディスカッション力を鍛えることができます。英語講師が用意した様々なコンテンツに取り組み、英語の基礎文法、ライティング、リスニング、スピーキングの能力の向上を目指します。

各種アクティビティ:
学生は、以下に示したアクティビティを午後の時間に取り組みます。特に、Active Learning Projectでは3、4人程度の小グループに分かれて、科学に関連する自主研究(研究テーマ)に取り組みます。マッコーリー大学の理工系教員から科学系の文献調査の方法やプレゼンテーションのまとめ方と発表方法について学ぶことができます。理工学分野に特化した知識を深めるとともに、プレゼンテーションスキルを修得し、プログラム終盤にはグループで英語での研究発表を行い議論を交わします。

・Active Learning Project

・理工系の講義の聴講

・研究施設訪問(ラボツアー、シミュレーションハブ、無音室など) 

・バディプログラム(マッコーリー大学の学生との交流)

・学内美術館と博物館への訪問

・シドニー観光

・天文台訪問など
※2024年度以降、内容は変更になる可能性があります。

2023年度アンケート結果

(2023年10月18日現在)

【概要】理系科学英語夏期海外研修
・募集ポスター
・募集要項 (2023年4月20日更新)

・シラバス

・プログラム内容 (プログラム内容は変更になる可能性があります)

・参加申込書

 
(2023年5月30日現在)