図:本研究で開発した計測システムの模式図。
t-SPESIでは、振動するキャピラリプローブから、高電圧が印加されたピコリットルの溶媒を試料表面に断続的に供給することで、試料の局所領域の抽出とイオン化を高速に行うことが出来る。キャピラリプローブの振動情報を光学的に検出し、振動振幅が一定となるように試料ステージの高さがリアルタイムに制御される。本計測システムを用いることで、質量分析イメージング、表面形状イメージング、プローブの振幅情報イメージング、プローブの振動位相イメージングを同時に行うことが出来る。