1. HOME >
  2. 研究トピックス >
  3. 目線を変えて解決へ。複雑に見える電子の状態を単純化―近藤効果とトポロジーの共存を明確に―
研究トピックス
2019/05/24 投稿

目線を変えて解決へ。複雑に見える電子の状態を単純化―近藤効果とトポロジーの共存を明確に―

大阪大学大学院生命機能研究科・理学研究科の大坪嘉之助教、木村真一教授、自然科学研究機構分子科学研究所の田中清尚准教授、東北大・高エネルギー加速器研究機構の組頭広志教授、広島大学放射光科学研究センターの奥田太一教授、茨城大学の伊賀文俊教授らの研究グループは、電子間の強い多体効果(強相関)の1つである近藤効果によって半導体になる6硼化サマリウムSmB6の単結晶において、これまでとは別の結晶方位の表面電子状態とその電子スピン構造を観測し、長く議論されてきた表面金属状態の起源がトポロジカル絶縁体のものと同じであることを明確に示しました。この研究は、強相関とトポロジカル物性の協奏の理解を大きく助けるばかりでなく、新たな量子材料として、次世代半導体素子におけるスピントロニクス技術などの応用に役立つと考えられます。
本研究成果は5月24日(金)18:00(日本時間)にNature Publishing Group「Nature Communications」(オンライン版)で公開されました。

(図)SmB6の原子構造。影付き部分が今回作成した表面方位(111)を表す。

本件に関する問い合わせ先

大阪大学大学院生命機能研究科 光物性研究室/理学研究科
助教 大坪 嘉之(おおつぼ よしゆき)、教授 木村 真一(きむら しんいち)
TEL:06-6879-4600, 4604  FAX:06-6879-4601
E-mail: y_oh@fbs.osaka-u.ac.jp(大坪 嘉之), kimura@fbs.osaka-u.ac.jp(木村 真一)
関連URL:http://www.kimura-lab.com/