植物の表皮は透明な一層の細胞層からなる。とげのような毛状突起や、一対の孔辺細胞からなる気孔(▲)が特徴的である。内側に位置する緑色の葉肉組織は葉緑体を持ち、光合成をおこなう。維管束組織は水や栄養分を運ぶ働きがある。
大阪大学理学研究科の高田忍助教、高田希研究員、吉田彩香大学院生の研究グループは、植物の表皮を作る能力を持つ遺伝子を明らかにしました。本研究の成果により、陸上の植物の進化の過程や、植物が気孔やクチクラを持つ表皮を作るしくみの解明が期待されます。
なお、本研究成果は2013年3月20日 (英国時間)に英国の発生学専門誌「Development」のオンライン速報版で公開されています。
植物の表皮は透明な一層の細胞層からなる。とげのような毛状突起や、一対の孔辺細胞からなる気孔(▲)が特徴的である。内側に位置する緑色の葉肉組織は葉緑体を持ち、光合成をおこなう。維管束組織は水や栄養分を運ぶ働きがある。
高田 忍(たかだ しのぶ)
大阪大学大学院理学研究科 助教
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1番1号 生物科学専攻 植物生長生理研究室
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