2020年12月16日（水）に、理学研究科主催公開講座「サイエンスナイト2020」第６回を開催しました。
今年度最後の開催となるサイエンスナイトも会場とオンラインの２通りの方法で行い、『化学と「高分子説」100年』というタイトルで佐藤尚弘教授（高分子科学専攻）が講義を行いました。
本講義では、身の回りにある様々な高分子の紹介、低分子と高分子の違いや高分子の柔らかさや硬さは高分子のかたちによるものであることについて、説明がありました。
また、複数の種類の低分子が結合してできた高分子（共重合体）については、結合順序が異なる異性体の数が途方もなく多く、今のところ決まった順番で合成することや構造・性質を予言することはできないが、将来的には新材料の開発に期待が持てるという話がありました。
講演後、会場参加者からは紙面、オンライン参加者からはチャットにより様々な質問やコメントが寄せられ、活発な質疑応答が行われました。

来年度も公開講座「サイエンスナイト」を開催いたします。
日程等の詳細は、ホームページにてご確認ください。（2021年3月中に掲載予定です。）
皆様のご参加をお待ちしております。