2024年11月20日(水)に、理学研究科主催公開講座「サイエンスナイト2024」第5回を開催しました。全6回シリーズの第5回となる今回も、会場と後日録画限定配信の2通りの方法で行い、「輸送とロジスティクスの生物学」というタイトルで、昆 隆英教授(生物科学専攻)が南部陽一郎ホールにて講義を行いました。(司会:長尾 恒治准教授(生物科学専攻))
まず、本講義の主役であるタンパク質の基礎知識について説明がありました。タンパク質はあらゆる生命活動を支える極小(ナノサイズ)の分子機械であり、その3D構造が重要であるという解説のもと、タンパク質の3D構造を探る過程と解析方法が紹介されました。続いて、タンパク質をターゲットとした創薬への応用例の紹介もありました。
講義後半では、昆研究室の研究テーマである「細胞内輸送とモータータンパク質」の重要性や最新の研究成果についての解説がありました。
講義後は、続々と質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。
今年度最後になる次回第6回は12月18日(水)に開催いたします。現在、第6回のお申込みを受付中です。是非ご参加ください。