2024年5月15日(水)に、理学研究科主催公開講座「サイエンスナイト2024」第1回を開催しました。
全6回シリーズの第1回となる今回は、昨年度に引き続き、会場と後日録画限定配信の２通りの方法で行い、「実験室で創る地球惑星」というタイトルで近藤 忠教授(宇宙地球科学専攻)が南部陽一郎ホールにて講義を行いました。(司会：寺田 健太郎教授(宇宙地球科学専攻))
本講義では、まず、惑星形成の理論的なモデルである京都モデルや地球内部の基礎知識、物質科学的な形成過程の再現実験についての説明がありました。
その中から、本学レーザー科学研究所で行った惑星形成過程の再現実験である高強度レーザーを用いた衝突実験動画や研究内容の紹介があり、衝突現象による物質の変成の多様性や隕石中の変成物質との比較研究の解説がありました。
また、「ダイヤモンドアンビルセル」という地球内部の高温高圧条件を再現する装置や、地球の上部マントルの主要鉱物であるかんらん石の現物を会場で見てもらいました。さらに、この装置を用いて地球最深部にある金属核の性質を調べる研究が進行していることが説明されました。
講演後は、続々と質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。
次回第2回は6月19日(水)に開催いたします。現時点では、第2回以降すべての回のお申込みを受付しています。是非ご参加ください。

(詳細は、 こちら)

(近藤教授の研究室HPは、こちら)