2023年11月15日（水）に、理学研究科主催公開講座「サイエンスナイト2023」第5回を開催しました。
全６回シリーズの第5回となる今回も会場と後日録画限定配信の２通りの方法で行い、「分子接合により自ら傷を治療する未来材料」というタイトルで高島 義徳教授（高分子科学専攻）が南部陽一郎ホールにて講義を行いました。（司会：川口辰也講師（高分子科学専攻））
本講義では、まず、近年、高分子材料の長寿命化やメンテナンスフリー材料のニーズが急増し、自己修復性高分子材料が求められているとの説明があり、生命体と工業材料の例を用いた自己修復の比較や細胞内のDNAの修復、生物界での大規模修復について紹介がありました。
また、近年、新しい高分子型の長寿命材料として注目されている超分子材料についても解説があり、実際に開発されたゲルのサンプルも紹介されました。
講演後には、質問が続々と寄せられ、有意義な質疑応答となりました。

今年度最後になる次回第6回は12月20日（水）に開催いたします。
現時点では、第６回のお申込みを受付しています。是非ご参加ください。

（詳細は、 こちら）