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イベント
2021/08/02 投稿

理学研究科公開講座「Science Night 2021」

5/19,6/16,7/21,10/20,11/17,12/22 実施

この世は謎に満ちています。私達は、なぜ今ここにこうしているのか、それを知りたいと思いませんか。この世(宇宙)の始まりやこの世の果てを知りたい、この世を形づくっている物の起源を知りたい、私たちの体がどういう仕組みで動いているのか、つまり私たちがなぜ生きているのかを知りたい、いろいろな物質の不思議な性質の仕組みを知りたい・・・。理学の研究は、そんな素朴な疑問や興味から出発した研究です。その成果の一部を、多くの方に紹介し、少しでも“おもしろい!”という気持ちを共有していただけたら、と思ってこのイベントを計画しました。どうか、ひとときの科学の夕べをお楽しみいただければ、と思います。

【第2回(6/16)、第3回(7/21)の会場開催の中止について】
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご参加される皆様及び関係者の安全面等を考慮し、第2回(6/16)、第3回(7/21)についても会場開催を中止とし、オンラインのみ開催することといたしました。
このような状況であることを何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
なお、第4回以降の講座につきましても、状況によって開催形式を変更もしくは中止する可能性があります。その際は、本ホームページにてご案内いたします。

【概要】
第1回 5/19(水)糖鎖と免疫~基礎研究からワクチン開発まで~
深瀬 浩一 教授(化学専攻)
※オンライン開催のみ(会場開催中止)

細胞外や細胞表層タンパク質の多くは糖鎖が結合しており、細胞表層やウイルス表層は糖鎖に覆われています。そのため糖鎖は様々な認識に関与し、免疫を制御していることが明らかになってきました。化学合成によって免疫に関わる糖鎖を構築することにより、糖鎖の関与する免疫制御機構を分子レベルで解析することが可能となりました。さらに免疫応答を精密に制御可能なワクチンを目指した基礎研究を進めており、特定の抗原と免疫応答制御分子の複合体を用いたワクチン開発について紹介します。

第2回 6/16(水)我々は宇宙の進化をどこまで理解したか

長峯 健太郎 教授(宇宙地球科学専攻)
※オンライン開催のみ(会場開催中止)

我々の宇宙はダークエネルギーとダークマターに満たされていて、空間の曲率はほぼゼロという奇妙で謎めいた存在です。一方で、素粒子の標準理論と同様の「宇宙構造形成の標準モデル」もこの30年間の研究の結果、出来上がってきました。関連する話題として、2019年のノーベル物理学賞が宇宙の進化を物理学的に解明した功績によってピーブルス名誉教授に授賞されました。また、2020年には天の川銀河に存在する巨大ブラックホールの観測的確認についても授賞がありました。これらの研究業績を振り返りつつ、我々人類がこの半世紀の間に宇宙の進化をどこまで理解したのか、解説します。

第3回 7/21(水)原子核と元素合成の秘密

川畑 貴裕 教授(物理学専攻)
※オンライン開催のみ(会場開催中止)

わたしたちの宇宙が誕生したとき、まだ宇宙には一切の元素が存在していませんでした。しかし、現在の宇宙には様々な元素が存在しています。全ての元素は137億年にわたる宇宙の進化の過程で原子核反応によって生み出されてきました。つまり、宇宙の歴史は元素合成の歴史でもあり、宇宙の成り立ちを明らかにするためには、原子核のことを詳しく調べる必要があるのです。今回の講座では、広大な宇宙とミクロな原子核の不思議な関係についてお話したいと思います。

第4回 10/20(水)高分子物性の理解と利用

井上 正志 教授(高分子科学専攻)

今日、身の回りには、ゴム、プラスチックなど、さまざまな高分子が溢れています。この背景には、高分子は汎用性が高く、工夫次第でさまざまな用途に利用できるからです。使い易い高分子を得るためには、望ましい物性を発現させることが必要で、このためには基本原理の理解が不可欠です。光学樹脂を例に、光学物性の理解と高分子の改良についてお話ししたいと思います。

第5回 11/17(水)ほ乳類の発生工学:マウスの胚を用いてどんなことができるのだろうか

西田 宏記 教授(生物科学専攻)

マウス(ハツカネズミ)については、ほ乳類として研究が進んでいるが、現代の技術はマウスの胚を様々に操作することを可能にしています。マウスを用いてできることは、おそらく人間にも適用することができるが、そのほとんどはヒトの胚に適用することは倫理的に禁じられています。しかし現在、ほ乳類の胚を用いてどんなことができるようになっているのだろうかということには興味が湧きます。キメラマウス、クローンマウス、遺伝子導入などからES細胞、iPS細胞に至るまでの発生工学をその開発の歴史等も踏まえてお話しします。

第6回 12/22(水)エントロピーの測定と物質科学

中澤 康浩 教授(附属熱・エントロピー科学研究センター)

熱・エントロピー科学研究センターでは、精密な熱測定手法を使って物質中の様々な新規現象を探索しています。熱力学は自然界の森羅万象をすべて支配しており、それは物質の中でも成り立っています。エントロピーをどのように測るのか、またそれがどのような意味をもつか考えていきます。原子、分子からなる物質を、エントロピーを通してみた姿やいくつかの物質がもつ常識から外れたような新しい側面についても紹介します。

【開催時間】
いずれも18:00~19:30
【対象者】
一般の方(社会人、学生、興味をお持ちの方はどなたでも)
【開催形式】
会場:大阪大学(豊中キャンパス)理学J棟2階 南部陽一郎ホール
オンライン:ビデオ会議ソフト「Zoom」を利用
【申込方法】
「サイエンスナイトWebサイト」の申込フォームからお申し込みください。
【受講料】
全6講義すべて受講  6,600円
1講義~数講義を選択受講 1,600円(1講義当たり)
【定員】
会場:各回50名
オンライン:各回250名
(サイエンスナイトWebサイト)
https://www.sci.osaka-u.ac.jp/ja/science-night/

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