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理学部同窓会設立の経緯

平成16年度の永契会ニューズレター(No.18)の記事として、当時理学部同窓会の幹事長であられた則末尚志先生が、理学部同窓会設立の経緯を書かれています。以下の掲載いたしますので、ご一読頂ければと思います。

永契会幹事長 篠原 厚 (平成22年3月)

理学部同窓会報告

理学部同窓会をご存じでない会員の方が沢山おられるかも知れませんので、少し説明させて頂きます。

この同窓会は昭和23年に設立され、半世紀以上の歴史を有しているのですが、実際には1959年の名簿発行後、長い間活動停止状態にありました。一括入試から現在の入試制度に変わり、学科毎の活動が主になっていったためと考えられます。

その後、中之島理学部跡地記念碑建立を目的に、全学科の協力体制が整い、理学部同窓会によって記念碑が建立された1989年に現在の同窓会運営形態がほぼ出来ました。それでも、恒常的な活動として、同窓会主催の第1回講演会が開催されましたのは、さらに10年余後の2000年5月でした。

物理学科のお世話で、二件の講演があり、当時の宮西理学研究科長が独法化について講演されています。全学科の足並みが揃いましたのは、翌年早々の大阪大学創立70周年記念事業(中之島センター建設)への支援活動と同年5月の70周年記念行事への参画(理学部同窓会の第2回講演会と懇親会の開催)だろうと思われます。以後、理学部同窓会講演会は毎年このニューズレターに報告されています。現会長は金森順次郎元総長です。

平成16年度の理学部同窓会主催の講演会(第5回)はいちょう祭期間中の4月29日(みどりの日)、午後2時より理学部・理学研究科本館D501大講義室で開催されました。講演会の全般的な世話は学科(数学、物理、化学系、生物)の同窓会持ち回りの当番制にしておりまして、今回は数学科の坂根特別幹事にご尽力いただきました。

講演は北陸先端科学技術大学院大学の宮地充子氏(新制数学36回卒)による「数論と暗号理論」およびシャープ株式会社環境安全本部の森本弘氏(新制物理22回卒)による「液晶デバイスと商品のスパイラル展開」でした。宮地氏は、ネットワークの普及に伴い重要となってきた情報セキュリティに関する研究、とくに、ユーザ認証、鍵共有法などのプロトコル設計や安全性の解析、公開鍵暗号の基礎理論となる数論アルゴリズムについて話され、森本氏は、製造業を極める、世界トップのもの作り、すなわち”Only One”をモットーとしての液晶開発におけるサクセスストーリーを語られました。最後に、高橋名誉教授(物理)より理学部跡地記念碑が市立科学館(理学部跡地)に移転完了のご報告がありました(「阪大Now」平成17年2月号の裏表紙に「キャンパス探訪」として写真入りで掲載)。講演会には約70名の参加者があり、盛会でした。

平成17年度の講演会は化学系の世話で永契会記念講演会と合同で大阪大学中之島センターにて開催する予定です。

理学部同窓会幹事長 則末尚志(新制高4回)