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2021/10/11 投稿

本研究科と医薬基盤・健康・栄養研究所が教育研究への連携・協力に関する協定を締結

大阪大学大学院理学研究科(以下、理学研究科)と国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(理事長 米田悦啓(以下、医薬健栄研))は、2021年1月に理学研究科附属基礎理学プロジェクト研究センターに「医薬健栄研・理学研究科協働 免疫制御プロジェクト」を設置し、化学的手法と生物学的手法を統合した免疫制御研究に関する共同研究を推進しています。
今回、2021年10月1日に、さらに大学院博士課程(修士・博士)の教育研究への連携・協力に関する協定を締結し、理学研究科化学専攻に連携分野「生命ケミカルバイオロジー」を設置しました。

近年、様々な生命現象の分子基盤が解明されてきたことで、化学的手法を駆使して生命現象を分子レベルで解明することを目的としたケミカルバイオロジー分野の重要性が増してきています。そこで、これまで世界で最先端のケミカルバイオロジー研究を展開してきた理学研究科化学専攻と、「医薬と健康」に関する研究分野において重要な拠点として機能している医薬健栄研がタッグを組み、協働可能な拠点を形成することで、医薬品開発・国民保健向上に関する研究と教育を加速させます。

これまでにも、理学研究科の深瀬浩一教授と医薬健栄研ワクチン・アジュバント研究センターの國澤純センター長(ワクチンマテリアルプロジェクトリーダー併任)らは共同研究を進めてきました。今回の連携を機に、既存の「医薬健栄研・理学研究科協働免疫制御プロジェクト」においてもより一層の研究連携を強め、新たに設置する連携分野「生命ケミカルバイオロジー」及び博士課程の教育研究への連携・協力によって、教育面でも連携を強化し、当該分野を担う次世代人材の育成を可能にします。将来的には、ケミカルバイオロジー研究から得られた免疫制御の分子基盤を基に、社会的要請の強いCOVID-19などの新興感染症などの疾患を対象に、安全性と効力の両方が高いワクチン開発などへ展開させます。
詳細はプレスリリース全文をご覧ください。

プレスリリースの全文をPDFで閲覧する(3頁)

図.生命ケミカルバイオロジーの概念図

(参考)
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
大阪大学大学院理学研究科附属基礎理学プロジェクト研究センター
大阪大学大学院理学研究科化学専攻