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2020/11/06 投稿

大貫惇睦名誉教授が「瑞宝中綬章」を受章されました

大貫惇睦名誉教授は、1994年4月大阪大学理学部教授に就任し、2001年に同大学低温センター長、2002年に同大学理学部物理学科長を併任され、2012年に同大学名誉教授になられました。
同人は、希土類・アクチノイド化合物の純良単結晶金属を育成して、磁性・超伝導の分野で顕著な研究成果を挙げ、また2003年から2008年まで21世紀COEプログラム「究極と統合の基礎科学」拠点リーダーとして、大学院学生・若手研究者の育成と新しい基礎科学の構築に尽力し、我国の学術の振興と発展に貢献されました。

国際的にも業績が高く評価され、1989年12月に日本IBM科学賞、1992年12月に仁科記念賞、2008年4月に紫綬褒章を受賞、2018年7月には、ヴロツワフ(ポーランド)のポーランド科学アカデミー低温科学研究所の科学評議会より、同人の長年にわたる強相関電子系分野における学術的成果とその貢献が評価され、同研究所の名誉教授の称号が授与されました。さらに、日本物理学会の副会長、会長などを歴任し、学会の発展に多大の貢献をされました。

この度の令和2年秋の叙勲においては、多年にわたる教育・研究に貢献した功労が認められ、「瑞宝中綬章」を受章されました。

(参考)インタビュー記事(201541日掲載)
大阪大学理学友倶楽部ホームページ「先輩を訪ねて」
http://rigakuyu.sci.osaka-u.ac.jp/person/05.html