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2019/11/06 投稿

鹿取謙二名誉教授が「瑞宝中綬章」を受章されました

 鹿取謙二名誉教授は、1980年に大阪大学理学部附属原子核実験施設教授に着任し、1999年3月に退官されるまで同施設の発展と管理・運営の改善にご尽力されました。

 退官後、1999年4月に大阪大学名誉教授となられた一方、同年5月に理化学研究所に採用され、学生の教育や後進研究者の指導を行い、2004年からは自らも所属する同研究所超重元素研究グループにおいて研究を重ね、元素113番を発見、命名権を獲得、この功績により、ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2016、朝日賞、彩の国学術文化功労賞など多数の賞を受賞されました。
 また、同研究所の広報担当者として、全国の高等学校から殺到した見学者の受け入れに力を注ぎ、基礎科学・応用科学・技術の重要性の理解・啓蒙のためにご活躍されました。
 さらに、2007年に文部科学省から認可されたサイバー大学設立には初期から参画し、新しい形の教材の作成、検討、実行、修正を行い、一般教養の「物理学入門」の授業もご担当されました。
 
 この度の令和元年秋の叙勲においては、長年にわたる教育・研究にご献身された功績が認められ、「瑞宝中綬章」を受章されました。