自然科学の国際的な学術賞「ブレークスルー賞」が4月5日に発表され、その基礎物理学部門に物理学専攻の南條教授、増渕准教授、廣瀬助教を含む国際共同実験グループが選ばれました。

本賞は、ヒッグス粒子の精密測定による質量生成機構の解明など、2015年から2018年のLHC第2期運転のデータに基づく論文の成果を評価したものであり、欧州合同原子核研究機関（CERN）の大型ハドロン衝突型加速器（LHC）を使った4つの実験グループ(ALICE, ATLAS, CMS, LHCb実験グループ)が受賞しました。

大阪大学からは南條教授をはじめとする研究グループがATLAS実験に参加し、ヒッグス粒子の性質の解明や新粒子の探索、半導体検出器の運転とアップグレードなどに貢献しています。

（参考）
ブレークスルー賞公表記事
ATLAS実験からのプレスリリース
ATLAS実験
ATLAS日本グループ
南條研究室HP