日本科学技術振興機構(JST)が主催する「国際青少年サイエンス交流事業 さくらサイエンスプログラム」の支援を受け、2025年1月20日から1月24日までの間、タイのマヒドン大学およびチェンマイ大学から6名の大学院生と2名の研究者が大阪大学理学研究科(GSS)に滞在しました。
期間中、豊中キャンパスと吹田キャンパスにある化学系の研究室を訪問したほか、大阪大学総合学術博物館や適塾を訪れ、大阪大学の歴史と研究環境を学びました。豊中キャンパスの研究室ツアーの一環として、コアファシリティ機構の支援を受けて、分析機器施設における共有機器の遠隔操作システムを体験する機会を設けました。さらに、吹田キャンパス訪問に合わせて、同キャンパス内にある学内スタートアップ企業(Alpha Fusion Inc.)を訪問し、理学系研究の重要性を会社の視点から学ぶ機会を設けました。
滞在最終日には、同時来日していたマレーシア科学大学の教員も招き、国際シンポジウムASEAN-OU Chemistry Symposium 2025を開催しました。大阪大学を含めて3か国4校からの発表があり、将来の国際共同研究につながる活発な意見交換がなされました。
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