2024年8月19日(月)~9月19日(木)の約1か月間、14名の学生がオーストラリア・マッコーリー大学にて海外研修に参加しました。
参加学生は、学部1年生~4年生と幅広く、海外に行ったことのない学生も多くいました。皆さん緊張と期待が入り混じりながら関空を出発しました。
現地では午前中に英語の語学レッスンを受け、午後は小グループに分かれて科学に関連する自主研究に取り組みました。語学レッスンでは、日本の他大学や中国、韓国、ベトナムなどの留学生とともに英語を学びました。語学レッスンでは、グループワーク、ビーチやシドニーの繁華街への訪問、与えられたテーマに基づいたディスカッションなどを通して、簡単な日常会話からオーストラリアの文化まで様々な分野の英語を学びました。また、午後の自主研究の授業では、マッコーリー大学附属の研究施設などに訪問し、小グループに分かれて訪問先に関連する研究テーマを設定し調査学習を行い、グループプレゼンテーションにまとめました。マッコーリー大学の理工系教員から、科学系の文献調査の方法やプレゼンテーションのまとめ方、発表方法についてトレーニングを受けました。理工学分野に特化した知識を深めるとともに、プレゼンテーションスキルを修得し、プログラム最終日には英語でグループプレゼンテーションを行い、研修生、留学生、大学の教職員と活発な議論を行いました。また、マッコーリー大学の理工学系講義の聴講や複数の研究施設等への訪問を通して、日本の大学との違いを実感するとともに、英語で理工学系の知識を深める力を向上させることができました。
授業時間以外にはマッコーリー大学で日本語を学ぶ学生と交流会を開催し、互いの文化や習慣、学生生活の違いを教えあうことで相互理解を深めました。また、放課後は個人の趣味嗜好に応じて、サークルやイベントへの参加、大学のジムの利用、現地の友人との外出など自由に異文化交流を楽しみました。さらに、宿泊先は全員ホームステイであったため、現地の家庭での暮らしの中で異文化を日常的に体感することができました。これらの活動を通して、参加学生は自身の英語力に加え、グローバルな視野を広げました。
本研修に参加した学生は帰国後、国際交流に関心の高い理学研究科・理学部の学生団体「Science Buddy」のイベントに参加して、留学生との英会話に励むとともに、留学生に日本語を教え、国際交流科目を受講するなど、さらなる英語の語学力、英語でのディスカッション力の向上に努めています。これらの活動が今後、長期間の研究留学や国際共同研究に積極的に取り組み、将来的には国際的に活躍できる研究者として世界に羽ばたくことを大いに期待します。
詳細は、こちら(「国際交流・留学」>「大阪大学からの海外留学」>「2024年度の情報」)をご覧ください。