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2023/01/23 投稿

原田明名誉教授が「瑞宝中綬章」を受章されました

原田明名誉教授は、1998年に大阪大学大学院理学研究科教授に就任され、同大学教育研究評議員、同大学大学院理学研究科附属基礎理学プロジェクト研究センター長、同大学ナノサイエンスデザイン教育研究センター長などを歴任し、2013年には同大学の特別教授、2015年に名誉教授、2017年に栄誉教授の称号を付与されました。
2015年の定年退職後も、同大学大学院理学研究科附属基礎理学プロジェクト研究センターにおいて、2019年4月からは同大学産業科学研究所で特任教授(常勤)としてご活躍されております。

原田明名誉教授は、高分子認識が人工系で発現できることを世界に先駆けて発見されました。高分子の分子認識から超分子科学へと研究を展開し、ポリロタキサンの合成からチューブの科学を創始するという極めて独創性に富んだ発想のもと、高分子科学における新たな分野を開拓するとともに超分子科学において世界的に卓越した業績を挙げ、我が国の科学の発展並びに教育の振興に尽くされました。

これらの功績により、1993年に日本IBM科学賞、1998年に大阪科学賞、2008年にIZATT-CHRISTENSEN INTERNATIONAL AWARDなど多数の賞を受賞し、2006年には紫綬褒章を受章されました。

この度の令和4年秋の叙勲においては、長年にわたる教育・研究にご尽力された功績が認められ、「瑞宝中綬章」を受章されました。