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2025/10/06 投稿

大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻の都丸亮太特任研究員を責任著者の一人とする論文が科学誌「Nature」に掲載されました

最新X線望遠鏡XRISM (クリズム)による観測で、太陽程度の重さをもつ高密度天体(中性子星)と超大質量ブラックホールという二つの極端な天体から吹き出す「風」の性質が大きく異なること明らかにしました。小高裕和准教授、松本浩典教授も参加しているXRISMチームは中性子星 GX 13+1を観測し、風の密度が非常に高く、速度は約毎秒300 km (約毎時百万km)と意外なほど遅いことを明らかにしました。一方で、銀河の中心にある超大質量ブラックホールでは、風が光速の約20—30 %、約毎時2億—3億kmという超高速で、しかも塊状に吹き出すことがあることが以前のXRISMの観測で明らかになっています。今回の結果は、風の生まれ方が中心天体の性質に強く左右されることを示唆しています。

詳細は下記をご覧ください。
JAXA宇宙科学研究所トピックス https://www.isas.jaxa.jp/topics/004085.html