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2014/06/10 投稿

柴岡弘郎名誉教授が「みどりの学術賞」を受賞

柴岡名誉教授

本学名誉教授である柴岡弘郎先生が、2014425日、天皇皇后両陛下ご臨席の「みどりの式典」において「みどりの学術賞」を受賞されました。みどりの学術賞は、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護などに係る研究、技術の開発そのほか「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に内閣総理大臣が授与するものです。

 

柴岡弘郎先生は、昭和56年から平成8年まで本研究科生物科学専攻の教授として、植物科学の教育、研究に努められました。受賞理由は、植物ホルモンであるジベレリンが、細胞質表層微小管の配向調節を介して、細胞の成長方向を決めるセルロース繊維の方向を制御することにより、細胞の伸長方向を決め、ひいては植物の伸長を引き起こすことを見いだした事、また、植物形態形成、細胞分裂制御機構においても国際的に高い研究業績を挙げられた事によります。もう1人の受賞者は、緑地学の研究者である、東京大学名誉教授の井手久登先生です。

 

柴岡先生は、植物生理学会会長やPlant Cell Physiology誌の編集長などの重要な仕事をされ、また、これまでにもアメリカ植物生理学会名誉会員、国際植物生長調節学会Distinguished Research Award, 南方熊楠賞、日本植物学会大賞、日本植物生理学会功績賞等を受賞されています。退官後も公私に渡り、ご活躍されています。